世界では10万人以上の人が新型コロナウイルスで亡くなったと言われる一方で、 環境問題(主に大気汚染)が劇的に改善されたことにより中国だけでも7万人近くの命が救われたいうニュースも出てきました。
どれだけ人口が減る?予想される新型コロナウィルスの死亡者数は戦争よりも多くなるのか…>
実際にこれから紹介する内容は過去30年見ることのできなかった自然がキレイに見える景色が多くあります。
人間が経済活動をやめた結果、世界中で起きている環境問題の改善されているこの事実は「新型コロナウィルスは地球の自浄作用によるもの」という見方をする人も多くいます。
私たちは今回の歴史的パンデミックから、今まで無視され続けていた環境問題の改善に向けて本気で取り組むチャンスを得たとも考えられます。
30年以上も見えていなかったヒマラヤ山脈がインドでも
インド北部のパンジャブ州では大気汚染によって見えなくなっていたヒマラヤ山脈がはっきり見えるまで改善してしまいました。
最後にヒマラヤ山脈が見えたのはなんと30年前ということですが、たった2週間人間が活動停止しただけでここまで空気が綺麗になるなんてローカルの人も誰も思っていなかったそうです。
Himalaya mountains can be seen from Jalandhar since pollution has reduced in Punjab. Beautiful sight 😍#punjab #COVID19 #pollution pic.twitter.com/iZy7hwxX9R
— TjSingh (@covsinghtj) April 3, 2020
そしてこちらの画像が30年前にパンジャブ州から取られたヒマラヤ山脈の画像です。
今よりももっとはっきり見えていたことがわかります。
中国の大気汚染も劇的に改善
23. China impone medidas de contención tan potentes que la NASA no detecta contaminación en Wuhan con sus satélites.
Fernando Simón: españoles, lávense las manos, no se anula nada. pic.twitter.com/hRjihnqjy9
— Matthew Bennett (@matthewbennett) March 2, 2020
上の赤とオレンジの画像は2019年1月から3月の間に NASAに撮影された中国・武漢の様子です。
そして下側の青いものは2020年1月から3月の間に同じくなさにおいてされた中国武漢の大気汚染の様子です。
この画像で分かるのはNO2(二酸化窒素)の濃度で主に車や工場から排出される大気汚染物質です。
↑この動画では2019年12月20日の平常運転がされていた時から、ロックダウン中の2020年3月20日までの移り変わりがとてもよくわかります。
アメリカのスタンフォード大学の研究によれば、 今回の大気汚染の改善により最大で7万7000人もの命が救われたと言う報告をしています。
中国政府の報告では新型コロナウイルスによる中国内の死亡者は、およそ5000人ということで約15倍もの人の命が救われたことになるというのは驚きです。
世界一の人口密集都市、東京でも
あまり知ってる人はいませんが、実は東京こそが世界で1番密集している都市なのです。
東京都を経済圏としている人たちはなんと3700万人と日本の人口の1/4が密集しています。
これはニューヨークのおよそ1.5倍に当たります。
そんな東京がテレビ東京で放送されたようにこれだけ人がいないというのは本当に珍しいことなのです。
台風が原因で一日人がいないということはありますが、このように連続して何日も何週間も人がいなくなるというのは歴史上初めてなのでないでしょうか。
死者数が最大になってしまったニューヨークでは
統計上では中国を超えて世界最大の死者数を出してしまったニューヨークも同様に経済活動がほぼストップしています。
なんとニューヨークでもPM2.5が例年の半分まで低下し、空気がきれいになったということが研究チームに発表されました。
「空気がこれほどきれいになるのは初めてだ。」とコロンビア大学のロシン・コマーン教授は結論づけています。
LAがロックダウンで空気澄みわたると、バブルが破裂せずに発展を続けた空想の富山みたいな風景になる。GAFAの替わりにインテックが世界のITをリードしている。 https://t.co/2VKHAJlBAn
— ボヘカラ (@BOHE_BABE) April 18, 2020
↑ちなみにロサンゼルスもPM2.5が40%減少しています。雪山が奥に見えますが、1番目のお前にはヤシの木が見えていて不思議な光景ですね。
イタリア・ベネチアの水路も大幅にキレイに
水の都ベネチアでは、かつてからから観光によるオーバーツーリズムによる水質汚染が問題になっていました。
あまりにも観光客が大きく来すぎるのでクールズ船の禁止や入場制限などを処置を取っていました。
ふわふわ漂う、ベネチアのクラゲ。引き潮と水上交通量の減少で水質が大幅改善。 pic.twitter.com/d0D0WNIx6g
— ロイター (@ReutersJapan) April 21, 2020
↑しかし観光客が全く来なくなって今水の都はかつての美しさを取り戻しつつあり、 皮肉にも今回の新型コロナウィルスにより綺麗になってきています。
その他の国でもロックダウンによって人々が消えて…
その他にも外出禁止がされているヨーロッパでは経済活動がほぼストップしており、工場や自動車による排気ガスが最小限になっています。
↑特に工業都市が広がるイタリア北部は、新型コロナウイルスによる莫大な被害を出したのと同時に、外出禁止が行われたおかげで、大気汚染が劇的に改善するという現象が起きました。
ハワイでは誰もいないビーチにウミガメが
Guess who’s been enjoying the empty beaches lately?? #honuparty #iliketurtles #stayhome
ハワイでは”誰もいないビーチで遊んでいるのは誰でしょう?” と大量のウミガメが人間のいないビーチでくつろいでる様子も報告されています。
人間が別にないと本来、これだけの動物が姿を現してるのかもしれませんね。
↑人気のワイキキビーチもこのように誰もいません。。。
世界中で野生の動物が街に繰り出してきている
他にも色々な国では動物が街に繰り出してきており、人間が家の中に閉じこもっているのを見に来ているようにも思えてしまいます。
まるで逆動物園ですね(笑)
そして飛行機も大幅減少して大気汚染の改善に貢献
あまり知られていませんが、飛行機の二酸化炭素排出量は、地球温暖化を語る時に含まれていません。
つまり換算されていないのです。
しかし、今回は世界中の航空会社が運航をストップ。
運行している会社でもエアーフランスが90%の飛行機を減便、日本JALが50%の国内線が減便など激減しています。
まとめ:「地球はもっとキレイになる」
アメリカ主導の大量生産大量消費社会が始まってから、それを中国が引き継ぎ、世界は生産を止めることを1日たりともしてきませんでした。
しかし、皮肉にもコロナウィルスにより、生産活動の殆どを止め、移動すらもできなくなってしまいました。
その結果、現在、21世紀市場もっとも空気がキレイな状態と言えるのではないでしょうか?
コロナウィルスが終息した後も現在確認された自然の美しさがより際立ち、未来に残されていくとを切に願います。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51970847
ロサンゼルスの空がきれいになったよ!…PM2.5が40%も減少 | Business Insider Japan
https://www.businessinsider.jp/post-210910
COVID-19 (Coronavirus) Flight Cancellations: The Complete Updated Guide (April 2020) | Airfarewatchdog Blog
https://www.airfarewatchdog.com/blog/50105499/covid-19-flight-cancellations-by-region-and-airline/
新型コロナ拡大「宇宙からとらえた!」活動停止で大気汚染物質減少(動画) | ハザードラボ
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/3/33554.html
CNN.co.jp : 押し寄せる観光客、住民と切り離し ベネチアが新規制導入
https://www.cnn.co.jp/world/35118474.html
大気汚染や温室効果ガスが激減 新型ウイルス拡大で人の移動など減り – BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51970847
世界の都市圏人口の順位 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%9C%8F%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E9%A0%86%E4%BD%8D#Forstall_Metropolitan_Areas_(Forstall)
武漢市の死者を1・5倍に修正、統計に疑問の声 新型コロナウイルス – BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/52334931
Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV)
https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
Coronavirus: Could it be saving lives in some parts of the world?
https://www.usatoday.com/story/news/nation/2020/03/17/coronavirus-could-be-saving-lives-pollution-carbon-emissions/5066718002/
Himalayas can be seen from parts of India after a pollution drop – Insider
https://www.insider.com/himalayas-seen-from-india-pollution-drop-coronavirus-lockdown-2020-4
新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/041000226/?P=4
新型コロナウイルスが「地球に優しい」という皮肉 – BRIDGE(ブリッジ)
https://thebridge.jp/2020/03/coronavirus-pandemic-leading-to-huge-drop-in-air-pollution-pickupnews
新型コロナにより「地球は息を吹き返した」=専門家 – Sputnik 日本
コメント
コロナのおかげで地球は綺麗になり、不自然に老人たちが長生きせずに、若者にチャンスが生まれ、生まれてくる赤ちゃんのチャンスも増える。
これこそ、権力をもつ老人たちがいびつに社会の弱者や地球を犯している現状を救うものだとおもいます。
なぜ、このようなしっかりした認識が議論されないのか不自然ですね。
我々は未熟でどうしようもありません。ですので、コロナ&母なる地球にはもっと頑張ってほしいと思います。