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日本も原因?マイクロプラスチックが人体に悪影響?危険な理由は残留性有機汚染物質…

「1週間でクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを体内に取り込んでいる」

という調査結果がでたことに驚きですか?

 

なんと、標高3400メートルの大自然豊かなピレネー山脈(フランスとスペインの間)でも、大都市パリに匹敵するほど、大気中のマイクロプラスチック汚染が進んでいるという調査報告が出されました。

 

他にも最近のニュースでもマイクロプラスチックが、食塩、水道水、ミネラルウォーター、魚介類からも発見されていることがわかり、雨や雪の中にもマイクロプラスチックが溶け込んでいるんだとか…

 

このように、私たちは知らない間にマイクロプラスチックを日々体内に取り入れているわけですが、人体にどんな悪影響があるのかも知っておきたいですよね。

 

2019年にわかっているマイクロプラスチックの現状と最新情報を紹介したいと思います。

  1. 人間の内臓からもマイクロプラスチックが見つかる
  2. いつも食べている塩にもマイクロプラスチックが混入してる
  3. 水道水やビールからもマイクロプラスチックが見つかる
  4. 世界中のミネラルウォーターからもマイクロプラスチックが検出
  5. 東京湾のカタクチイワシの内臓からマイクロプラスチックがみつかる
  6. 魚の缶詰からもマイクロプラスチックを検出
  7. ワカメからもマイクロプラスチックが検出…
  8. 世界中の貝からマイクロプラスチックが検出される
  9. 海洋生物がプラスチックのゴミを食べ続けている…
  10. 海洋に浮かぶプラスチックゴミは日本みも原因が?
  11. 洗顔料に使われていたマイクロビーズもマイクロプラスチックの原因だった
  12. 洋服の洗濯からもマイクロプラスチック繊維(マイクロプラスチックファイバー)
  13. 海で一番多くみつかる海洋プラスチックTOP10
  14. マイクロプラスチックは海洋生物にとって確実に『悪影響』
  15. マイクロプラスチックは空気中に浮遊し、1週間でクレジットカード1枚分を飲み込んでいる
  16. 1年で52枚のクレジットカードを食べれば「人体への影響はすでに出ている」と考えるべき?
  17. 【2019最新】WHOの見解「現状では人体に影響はない」
  18. まとめ「マイクロプラスチックが生態系や人体に悪影響を与えている可能性は大きい」

人間の内臓からもマイクロプラスチックが見つかる

プラスチックのゴミなどが劣化し、壊れてできる直径5ミリ以下のものをマイクロプラスチックといいます。

 

私たちの体内、内臓でプラスチックが溶けているなんて考えたことありますか?

 

NATIONAL GEOGRAPHICの発表では世界各国(日本、イタリア、ポーランド、オランダ、ロシア、イギリス、フィンランド、オーストリア)8人の排泄物を調べたところ、全員から9~10種類のプラスチックが検出されたそうです。

 

体内にプラスチックが見つかるなんて怖いですが、なぜプラスチックが体内に溶け出しているのでしょうか。

 

人体への影響は記事の最後の方で紹介しています。

いつも食べている塩にもマイクロプラスチックが混入してる

私たちがいつも食べている塩にもマイクロプラスチックは混入しています。

 

世界21カ国で取れた塩を使って、市販されている39銘柄の塩を調べたところ、その90%からマイクロプラスチックが見つかったそうです。

 

最も多く含まれていた10銘柄のうち9銘柄がアジア諸国の塩であり、海塩でプラスチックの混入が認められました。

 

アメリカの化学会の情報誌(C&EN)によると、海でのプラスチックゴミの出どころは、世界の中でも特に東南アジア諸国が最も多いと言われています。

 

塩にもプラスチックが混入していることと、海のプラスチックゴミ問題も大きく関係しているのではないでしょうか。

 

そして同時に、塩だけでなくその他の生活にまつわるものにもプラスチックは見つかっています。

 

水道水やビールからもマイクロプラスチックが見つかる

アメリカ・ミネソタ大などの研究グループが、世界13カ国の水道水やアメリカ産の12種類のビールからも微小なマイクロプラスチックが見つかったことを発表しています。

 

(日本の水道水は調査されていませんが、体内から発見されていることを考えると含まれている可能性も高いと言えそうです。)

 

マイクロプラスチックが発見されたアメリカ産ビールの製造工場は、アメリカの五大湖の近くが多く、その五大湖がプラスチックゴミで汚染されているという調査結果もあります。

 

日常生活に必要不可欠な水道水も汚染が広がっていること、決して軽視できることではないでしょう。

 

どのようにして汚染が広がっているのか明確ではありませんが、やはり海洋汚染が問題となっているのですね。

 

そんな海や川などで生きる生物たちの内臓からもマイクロプラスチックは見つかっています。

 

世界中のミネラルウォーターからもマイクロプラスチックが検出

世界各地で販売されている11ブランドのミネラルウォーター250本をワシントンDCのオーブメディアが調査したところ、すべてのブランドからマイクロプラスチックが発見されました。

 

1番多いものでは1リットルあたり10390粒、平均しても1リットルあたり314粒ものマイクロプラスチックが入っていました。

 

ちなみに調査されたブランドは

  • Aqua
  • Aquafina
  • Bisleri
  • Equa
  • Evian
  • Gerolsteiner
  • Minalba
  • Nestle Pure Life
  • San Pellegrino
  • Wahaha

の11種類です。

 

他のブランドは調査されていないのでわかりませんが、入っていないと考えるほうが難しそうですね。

 

水道水よりもペットボトルの水の方が安全、健康的と思っていた人はビックリするでしょう。

 

東京湾のカタクチイワシの内臓からマイクロプラスチックがみつかる

情報元:Youtube

 

マイクロプラスチック汚染の世界的な研究者の一人である東京農工大学の高田秀重教授が2015年に東京湾で調査を行いました。

 

高田さんたちが、2015年、東京湾の埠頭で釣ったカタクチイワシを調べたところ、8割の消化管の中から、様々なプラスチック片が出てきたというのである。

情報元:NATIONAL GEOGRAPHIC

 

釣ったカタクチイワシ64匹中49匹、約8割からマイクロプラスチックが見つかったそうです。

 

↑世界の遠いところのお話ではなく、私たちの身近な東京湾でもこんなことは起こっているのです。

 

魚の缶詰からもマイクロプラスチックを検出

マレーシアのプトラ大学が13ヶ国で販売されているイワシとニシンの缶詰を調査したところ4つのブランドからマイクロプラスチックが発見されたことを報告しています。

 

調理済みのマイクロプラスチックは溶けて有害なガスを出している危険性も考えられるので、とても怖いですね。

 

人間がとっているダイオキシンの9割は魚介類からということで、マイクロプラスチックが関係している可能性は否定できません。

 

ワカメからもマイクロプラスチックが検出…

三重県羽鳥市の答志島(とうしじま)はワカメの養殖池としての有数地です。

 

近年は養殖中のワカメの中からもマイクロプラスチックが発見されたことが四日市大学の研究チームから報告されています。

 

ワカメやヒジキなどの海藻、それらを食べる魚介類を調理することにも躊躇してしまうような未来がきそうです。

 

世界中の貝からマイクロプラスチックが検出される

東京農大の調査によると、東京湾のムラサキイガイ、ホンビノス貝、座間味島のイソハマグリから大量のマイクロプラスチックが検出されたことを報告しています。

 

多いものでは1gあたり23粒ものマイクロプラスチックを食べていたそうです。

 

イギリスでは市販されているルーム貝を調べてたところ、すべてのルーム貝からマイクロプラスチックが含まれていることがわかりました。

 

平均するとムール貝100gあたり70粒ものマイクロプラスチックが食事で人間の体内に入っていると推測されています。

 

ベルギーで市販されている牡蠣からもマイクロプラスチックが検出されており、年間最大で1万1000粒ものマイクロプラスチックを人間も食べてしまっていると推測されています。

 

海洋生物がプラスチックのゴミを食べ続けている…

情報元:Youtube

 

カタクチイワシからマイクロプラスチックが見つかったように、クジラ、マグロ、イワシ、カメなどさまざまな海洋生物が餌と間違えてプラスチックのゴミを食べ続けているのです。

 

サンゴの白化はマイクロプラスチック吸収が原因? >

 

その現状は、多くのニュースでも取りげられ話題になっています。

↑衝撃的な画像や動画などをみなさんもご覧になったことがあるかもしれません。

 

↑こんなに大量のプラスチックを自分の赤ちゃんが、誤飲・誤食してしまっているとしたら、思わずうろたえてしまうでしょう。

 

海洋に浮かぶプラスチックゴミは日本みも原因が?

↑波に揺られるプラスチックゴミ。

 

私たちはゴミを分別しているし、海を汚している感覚を持つ方は少ないのではないでしょうか?

 

実は、日本は使い捨てプラスチックゴミの量が世界で2番目に多い国で、日本も海に浮かぶプラスチックのゴミの原因の1つとなっているのです。

 

ゴミを丁寧に分別して捨てていますが、そのほとんどが新しいものとして生まれ変わっているわけではありません。

 

現在、日本のゴミのリサイクル率は28%で、ほとんどが再利用ができずに捨てられている状態です。

 

その中でもプラスチックのゴミは25%程度しかリサイクルできていません。

 

日本で廃棄される約70%のプラスチックは、中国をはじめ、ベトナム、タイ、マレーシアといった東南アジアに輸出されていました。

 

しかもその量は東京ドーム3杯分の100万トンです。毎年こんなに膨大な量のゴミが、国外へ輸出されていました。

 

↑中国にプラスチックゴミを輸出していた国TOP10。日本は香港に次いで2番めに多かった。

 

 

そして輸出されたゴミは、最終的にスラム街や海に投棄され、紫外線や海の波を受けて劣化し、小さなマイクロプラスチックになっていくのです。

↑タイの運河で見つかった弱り果てたゴンドウクジラのいの中には80枚のレジ袋など8キロものプラスチックが出てきた。

 

↑マイクロプラスチックのゴミが特に東南アジア諸国が多いと言われています。

 

その原因を日本も作り出してしまっていることがよく分かります。

 

洗顔料に使われていたマイクロビーズもマイクロプラスチックの原因だった

実は私たちが毎日当たり前のように行っている、洗顔や歯磨き粉でも海洋を汚す原因を作り出している場合があるのです。

 

洗顔料や歯磨き粉の中に含まれるとても小さな粒は、「マイクロビーズ」と呼ばれています。

 

1mm以下のとても微細な粒で、毛穴の汚れや歯のすきまの汚れを取る働きがありますが、実はこの正体、プラスチックなのです。

 

このマイクロビーズが生活排水と一緒に流れ海を汚していたのです。

 

私たちにできること、それは小さなことかもしれませんが、マイクロビーズを使用していないものを使うだけでも環境にやさしくなれるのです。

 

洗顔料や歯磨き粉などの成分表示には、プラスチック・マイクロビーズなどと表示されていません。

 

マイクロビーズとして分かっているものは67種類。

 

主なマイクロビーズの種類

 

  • ポリプロピレン(PP)
  • ポリエチレン(PE)
  • ポリエチレンテレフタラート(PET)
  • ポリメチルメタクリレート/ポリメタクリル酸メチル(PMMA)
  • ナイロン/ポリアミド(PA)

資料参考:Beat the Microbead

製品選びのときに注意して成分を選んでみると良いでしょう。

 

洋服の洗濯からもマイクロプラスチック繊維(マイクロプラスチックファイバー)

最近の調査でわかっていることは、マイクロプラスチックの多くが化学繊維でできる衣類が原因であるということです。

 

国際自然保護連合(ICUN)によれば、海に流れ出ているマイクロプラスチックの35%が化学繊維であるとのことです。

 

たとえばポリエステル素材の洋服5kgを1回洗濯すると600万粒ものマイクロファイバーが海に流れると言われています。

 

フリース素材の洋服を洗濯すると2gものマイクロファイバーが排出されるということです。

 

しかもマイクロプラスチックファイバーは細かすぎるので、下水処理場や浄水所などをすり抜けます。

 

ですので、水道水となって私達の体内に入ったり、海に流れて海洋生物の体内に入り込んでも不思議ではありません。

 

柔軟剤や芳香剤にも使われている「マイクロカプセル」

洗濯で使われる柔軟剤や香りを残すための芳香剤には「マイクロカプセル」という形でマイクロプラスチックが使われています。

 

洗濯した衣類の匂いが長持ちするのも、このマイクロカプセルのおかげです。

 

そして柔軟剤にはキャップいっぱいで1億個ものマイクロプラスチックが入っているという報告もあります。

 

洗濯排水からマイクロプラスチックが見つかるのは洗濯素材だけではなく、こうした背材

 

農業や除草剤で使われるマイクロカプセル

マイクロカプセルは日用品だけではなく、農業で使われる化学肥料や除草剤にも使われています。

 

理由は同じで、一度まくと土壌に長い間効果をもたらすことができるからです。

 

しかし、マイクロカプセルは土壌に残り続けたり、雨で河川や海に流れ出してしまいます。

 

 

 

海で一番多くみつかる海洋プラスチックTOP10


情報元:building a clean swell 2018 report

それから、海に流れたゴミが、劣化、風化してマイクロプラスチックになります。

につかった個数でいうと

  1. 煙草の吸殻(フィルター部分):2,421,151こ
  2. 食品の包装ゴミ:1,739,743こ
  3. ペットボトル:1,569,135こ
  4. ペットボトルのキャップ:1,091,107こ
  5. レジ袋:757,523こ
  6. それ以外のビニール袋:746,211こ
  7. ストロー:643,562こ
  8. テイクアウト用のプラスチック容器:632,874こ
  9. プラスチックの蓋:624,878こ
  10. テイクアウト用の発泡容器:580,570こ

の順番になっています。

 

↑グラフにすると、どれくらいの割合なのかもよくわかります。

タバコの吸い殻(フィルター)だけで、全体の1/4ちかくに及ぶのには驚きです。

 

最近話題のレジ袋は7%、ストローは6%と、これらを削減・廃止するだけで、海洋プラスチックの15%近くを無くすことができることになります。

 

また、これらのプラスチックゴミの全てが「使い捨てプラスチック」であるということにも驚きですね。

 

まずは、使い捨てのプラスチックをやめることが、マイクロプラスチック削減のためにできることと言えます。

マイクロプラスチックは海洋生物にとって確実に『悪影響』

このように海洋に流れでたマイクロプラスチックは、既に海の生態系に悪影響を及ぼしています。

 

海洋のごみの影響で、海洋生物が傷つけられたり、死んでしまっているのです。

 

このうち92%がプラスチックの影響なんだそうです。

 

漁網に絡まったり、ポリ袋やプラスチックの破片を餌とまちがえて食べてしまうことによるもの。

 

私たちは魚を食べても大丈夫なのかも気になるところですよね。

マイクロプラスチックは空気中に浮遊し、1週間でクレジットカード1枚分を飲み込んでいる

↑パリ首都圏と同じくらいマイクロプラスチックでの汚染が確認されたピレネー山脈。

 

イギリスの科学誌「Nature Geoscience」によれば、5ヶ月間ピレネー山脈の高高度地域でマイクロプラスチックの観測をしたところ、されたそうです。

 

これは、「パリ首都圏で検出されたマイクロプラスチックの汚染度に匹敵する」とされています。

 

2019年6月に発表された「Enviromental Science and Technology」では、『呼吸により1年間で7万4000個ものマイクロプラスチックが人体に取り入れられている』という報告もされています。

 

わかりやすい例だと、私たちが1週間に1度5グラム(クレジットカード1枚分)のプラスチックを食べているのと同じ量になるというのだから驚きですね。

 

1年間(52週間)にすると52枚ものクレジットカードを食べているのと同じなんて、誰も信じることができないでしょう。

 

1年で52枚のクレジットカードを食べれば「人体への影響はすでに出ている」と考えるべき?

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究結果によれば、

「マイクロプラスチックがすでに人体に影響を与えていると考えるべきである。免疫システムに悪影響を及ぼし、内臓のバランスを乱す可能性がある」

という発表がされました。

 

ここでは、マイクロプラスチックがどうして人体に悪い影響を与えているのか、現在わかっている状況を見ていきましょう。

マイクロプラスチックは残留性有機汚染物質を含んでいる

プラスチック製品は、もともと油などが吸着しやすい性質があります。

 

実際に海に捨てられているプラスチックゴミには以下の有害化学物質が検出されています。

残留性有機汚染物質
【POPs】
毒性
ポリ塩化ビフェニル【PCBs】発がん性、皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常
ジクロロジフェニルトリクロロエタン
【DDTs】
発がん性がある可能性があるとされている
多環芳香族炭化水素
【PAHs】
発がん性
(全てではない)
ノニルフェノール目や皮膚への刺激あり
フタル酸ビス
【DEHP】
アメリカでは男性の乳児や未熟児、新婦にはDEHPの不使用が推奨されている
ビスフェノールA
【BPA】
胎児や乳幼児への影響が確認されている
ポリ臭化ジフェニル
エーテル
【PBDEs】
ダイオキシンと似た構造をもち、脂肪細胞に蓄積される
ヘキサブロモシクロドデカン
【HBSDs】
生殖機能や胎児への悪影響の恐れがある

 

ですので、マイクロプラスチックを摂取することで発がん性や生殖機能の低下、免疫力の低下が起こることが指摘されています。

 

「130ミクロン未満のマイクロプラスチックは免疫反応を引き起こす可能性がある」

カナダの研究チームによると、「マイクロプラスチックによる人体への影響は十分に進んでいないが、130ミクロン未満のマイクロプラスチックは免疫反応を引き起こす恐れがある」と結論付けられています。

 

汚染物質のついたマイクロプラスチックを食べたメダカは『肝機能障害』『肝臓がん』

アメリカのサンディエゴの港でメダカに汚染物質を吸収したマイクロプラスチックを餌として与えた結果、メダカの肝機能に障害が起きたり、ガンができたという報告がされています。

 

調理中にマイクロプラスチックを加熱…

有害化学物質を含んだプラスチックを加熱すると、食べ物に有害物質が溶け込んだり、さらに有害化学物質を発生させたりする可能性があります。

 

サンゴ礁にマイクロプラスチックを与えたら、生態バランスが崩れた

マイクロプラスチックを食べたサンゴに共生している褐虫藻(かっちゅうそう)が定着するか実験が行われました。

 

その結果、マイクロプラスチックを含んだサンゴへの定着率はわずか50%、自然の状態のサンゴは100%でした。

 

サンゴにとって褐虫藻は、人間でいうなら腸内菌のようなものです。

 

マイクロプラスチックをサンゴが吸収することで、サンゴの生体バランスを崩している恐れがあります。

 

【2019最新】WHOの見解「現状では人体に影響はない」

2019年8月22日にWHO(世界保健機構)が行った発表では、

  • 飲料水に含まれるマイクロプラスチックに健康上のリスクはない
  • 150ミクロ以上の大きさのマイクロプラスチックは人体で吸収される可能性は低い

情報元:WHO calls for more research into microplastics and a crackdown on plastic pollution

 

という見解をしめし、「飲料水から摂取するマイクロプラスチックが現状で人体に与える悪影響やリスクはない」と判断しました。

 

ただし、マイクロプラスチックが人体に及ぼす潜在的な影響を正確に判断するにはまだ情報が少なすぎる 、今後も研究が必要である。

と付け加えていることも忘れてはいけません。

 

歴史的に見て、イタイイタイ病や水俣病など、土壌汚染や水質汚染など、目に見えづらく、知識が乏しかったことが原因で大きな公害をもたらしたという事実があるのも確かです。

 

ですので、「マイクロプラスチックが実は健康に大きな問題を与えていた。」という新事実が今後明らかになる可能性があることも忘れてはいけません。

【2020】日本と世界が抱える環境問題25種類。身近にある原因や事例、現在の対策・取り組みとは?
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まとめ「マイクロプラスチックが生態系や人体に悪影響を与えている可能性は大きい」

私たちが日常生活で出しているゴミなどが、マイクロプラスチックとして海を汚染し、さまざまな影響を与えていることについて、みなさんはどう思いましたか?

 

ぜひ、コメントやシェアをよろしくお願いします。

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人体にマイクロプラスチック、初の報告|NATIONEOGRAPHIChttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400459/
9割の食塩からマイクロプラスチックを検出|NAAL GEOGRAPHIChttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101900449/
海洋プラスチック問題について|WWFジャパンhttps:/.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html
マイクロプラスチック どんな影響が|NEWS WATCH9 NHK
https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/20180524.html
花王が脱マイクロビーズ!海がプラスチックでいっぱいになる前に(後編)|GREENPEACEhttps://www.greenpeace.org/japan/sustainabtory/2017/03/09/3332/
9割の食塩にプラスチック片、成人1人当たり年間2000個が体内に|NEWS WEEK日本版https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/122.php
「魚や貝を通じてプラスチックを食べている」という研究結果が明らかに|https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/06/post-10378_1.php
平成29年度食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等の調査結果についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189672_00001.html
WHO calls for more research into microplastics and a crackdown on plastic pollution
https://www.who.int/news-room/detail/22-08-2019-who-calls-for-more-research-into-microplastics-and-a-crackdown-on-plastic-pollution

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