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【2020】日本と世界が抱える環境問題25種類。身近にある原因や事例、現在の対策・取り組みとは?

いきなりですが、

日本の環境問題って悪化していると思いますか?

それとも、改善していると思いますか?

 

「日本は先進国だから改善していると思う。」

「公害とか環境問題なんて、昭和の話でしょ(笑)」

「技術も進んでいるんだから、昔に比べてエコになっているのでは?」

 

と思って、この記事を読むのであれば、ちょっと信じられないくらい環境破壊が進んでいる現状にショックを受けるかもしれません。

 

それでは、日本と世界が抱える現在進行系で進んでいる環境問題を直視してみてください。

① 【ゴミの埋め立て・処理問題問題】


平成30年に環境省は「あと20年で日本全国のゴミの埋め立て場が満杯になり、ごみを埋め立てできなくなる」という発表出しました。

 


情報元:環境省「報道発表資料」一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)

 

つまり日本では、2040年にはゴミを埋立ている最終処分場(埋立地)を失うことになります。

 

ゴミ処理場が飽和する問題を回避するために、 リサイクルできるゴミを資源ゴミとして中国などに輸出してしいました。

 

しかし、2018年中国はこのゴミの輸入を禁止します。

 

なぜかといえば、今まで中国は、日本から輸入したゴミをマレーシアやフィリピンなどに輸出していたのですが、マレーシアやフィリピンもゴミの輸入を禁止したからです。

 

今、日本はゴミの捨て場を失っています。

 

22世紀は、もしかしたら富士山より大きいゴミの山が日本には誕生しているかもしれません。

「3Rはもう古いの!?」最大18Rあなたは、いくつ知っている?>

 

② 【家庭ごみ・産業廃棄物問題】20年後は捨て場なし

21世紀の今、日本では 年間5500万トンの家庭ごみと、400万トンの産業廃棄物が捨てられています。

 

これは日本人1人が1日あたり1.5 kg のごみを出している計算になります。

 

つまり日本だけで1.8億kg(25mプール300杯分)ものゴミが捨てられています。

 

しかし、それでも諸外国から見れば、日本人ひとり当たりのゴミの量はOECD36カ国中33位と少ない方なんです。

 

日本は、スーパーで売られている野菜や、お菓子類も1つ1つプラスチック包装でキレイに包まれていることでも有名です。

 

にもかかわらず、海外は日本よりもゴミが多いというのですから本当に驚きです。

 

これが20年後の日本の姿か…ゴミの行き場なくした中国の現状がヤバい…>

 

③ 【ゴミのリサイクル問題】最後は海にポイ!?

↑毎年増えるプラスチックゴミの量。これがすべてリサイクルされていれば問題ないのですが、現実は違います。

 

そこで、いきなり質問ですが、

ふだん、私たちはゴミを分別して出していますが、全体でどのくらいがリサイクルされてると思いますか?

 

 

現在、日本のゴミのリサイクル率は28%(家庭ゴミ・産業廃棄物を含む)です。

 

つまり、70%以上のゴミは再利用不可能であり、破棄されているということです。

 

ちなみに、リサイクルのために分別しているプラスチックでさえも25%程度しかリサイクルできていないのです。

 

なぜかというと、先ほどもお伝えしたように、日本で廃棄される7割のプラスチックが中国やベトナム、タイマレーシア、輸出されていたからです。

 

量でいうと100万トン。

 

これは、東京ドーム3杯分ものゴミが毎年、輸出されていたことになります。

 

そして、海外に輸出されたゴミは、最終的にスラム街に捨てられて、下の動画のような現状を作っています。

このようなゴミ処理場は危険ということで、政府によって閉鎖され、ゴミが搬入されることもなくなりました。

 

日本や他の国からのゴミの輸出が禁止になったのも納得できますね。

 

そして、最近深刻な問題となっている海洋生物がプラスチックゴミで深刻な問題になっているということとの問題も切り離せません。

プラスチック製ストローが廃止される9つの理由とは?>

 

「ナゼ日本のリサイクル率84%は問題なのかというと…」>

 

④【海洋生物の影響】捨てられたゴミを食べる

↑とてもショッキングな映像ですので注意してください。

 

私たちが廃棄したプラスチックのゴミが海外に輸出され、海に捨てられた結果の一部がこちらです。

 

海に捨てられているプラスチックゴミの量は、なんと年間800万トンにもなります。

 

私達が捨てたプラスチックのゴミを海洋生物がクラゲなどの餌と間違えて食べた結果です。

 

もちろんクジラだけではなくて、プランクトンを食べているイワシやマグロなど114種類の海洋生物の胃袋からプラスチックゴミみつかっています。

 

その魚や海産物を食べる私達もマイクロプラスチックを避けることができなくなってしまいました。

 

最近では、サンゴ礁もマイクロプラスチックを吸い込むことで、サンゴ自体の健康を損なうことがわかっています。

1年で95%のサンゴ礁が白化した理由とは?>

 

また、マイクロプラスチックは私達の体内にまで侵入していることがわかっています。

 

「NATIONAL GEOGRAPHIC」の発表では8人の体内を調べたところ、全員から9~10種類のプラスチックが人糞から検出されたとのことです。

 

環境破壊は見えないところで人間や動物を蝕んでいます。

 

マイクロプラスチックが人体にもたらす【悪影響】とは? >

 

⑤【地球温暖化】10年で4℃気温上昇


情報元:youtube

2000年、私がまだ小学生だった頃、社会でエジプトの気温は40℃にもなるという話を聞いて驚いたものですが、2018年の夏にとうとう41℃を超える日がやってきました。

 

驚くことに、日本の気温は40年前に比べ4℃も上がったと言われて言います。

 

原因は、産業化によるCO2の排出が大きく関係しているというのが今の定説です。

 

このままの調子で行くと、22世紀になるころには50℃近くと、人間が外で暮らすのが難しくなっているかもしれません。

 

太陽を直接浴びることができなくなる日が本当に来てしまうかもしれません。

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「地球温暖化は嘘だ」という9つの主張 >

 

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⑥【気候変動】水不足・食糧不足の懸念

地球温暖化は危機的な状況は「食糧不足」をもたらすと言われています。

 

地球温暖化により、水源となっていた氷河や氷山がなくなってしまい、水不足がおきたり、森林が砂漠化したりするため、現在と同じ農業方法では作物が育たなくなることが予測されるからです。

 

日本では、雪や雨の降る量が激減してることから、ダムの貯水率が激減していることから水不足・食糧不足になることが深刻化しています。

 

2019年現在、日本でも冬の積雪量が少なくなったり、春の降水量が少ないことから、農業用のダムの貯水率が20%しかないダムも多くあり、すでに農作物に影響がでています。(参照:日本農業新聞

 

近年稀に見る劇的な集中豪雪・豪雨をニュースで見ると、十分に雪と雨は降っているように勘違いしてしまいがちですが、2019年冬の西日本、日本海側では例年の7%しか雪が降っていません。

 

このように気候変動による水不足、食料不足への懸念は日本でも深刻な問題になってきています。

 

ちなみに、昔からの争いの歴史は「食料の確保」や「資源の確保」です。

 

食料自給率を中国やアメリカに頼っている現状では、日本が意図しなくても戦争に巻き込まれる可能性もあると思うと、放っておけない深刻な問題です。

 

日本と世界の食品ロス(フードロス)対策11つ。クリスマスケーキ、恵方巻き… >

 

⑦ 【人口問題】日本は減少でも世界では増加

日本では30年前から人口減少の問題を抱えたままですが、世界的に見れば人口は爆発的に増えています。

 

2018年の人口は75億人ですが、1998は60億人でした。

 

なんと、わずか20年のうちに125%も人口が増加したのです。

 

今から80年後の2050年には100億人に到達し、2100年には113億人になるとも言われています。

 

人口の急激な問題により、危機的な食糧不足や資源不足に悩まされるとも言われています。

 

特に日本の食料自給率は40%以下と、ほとんどの食料を海外に依存しています。

 

このまま世界の人口が増えつづければ、日本国内でいつ食糧不足になってもおかしくありません。

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⑧【農業汚染】死んでいく魚…

農業を行うことにおいて、化学肥料や農薬は欠かせない存在です。

 

これらの化学肥料や農薬は土壌に溶け込み(富栄養化)、地下水となり川や湖、海に流れ出します。

 

富栄養化とは…

海・湖沼・河川などの水域が、貧栄養状態から富栄養状態へと移行する現象を言う。

本来富栄養化は、形成されたばかりの池や湖が、遷移によって湖沼型を変化させてゆく非人為的な過程を指す言葉であった(自然富栄養化)。

しかし近年では、人間活動の影響による水中の肥料分(窒素化合物やリンなど)の濃度上昇を意味する場合が多い。

参照元:wikipedia

 

化学肥料には大量の窒素やリンが含まれており、 植物プランクトンの発生(赤潮・アオコ)や湖に住む魚が減少したなどの報告が琵琶湖などでされています。

 

琵琶湖の赤潮は6年連続で発生ゼロに抑えられていますが、アオコの発生は平成28年に1年で44日と過去最高記録を更新しています。

↑2018年6月28日に撮影された琵琶湖(西の湖)で撮影されたアオコの様子。

 

また殺虫剤などの農薬が大量に空中散布されるようになり、昔はいたホタルやタニシ、貝、エビなどの大量死が起こっていると言われています。

 

食べ物を生産するはずの農業で使われる、農薬や化学肥料が原因で私たちの住む生態系を崩し、首を絞める事態となってしるということです。

 

また、農業で使われているビニールハウス、農薬や化学肥料のビニールは、産業廃棄物として処理しなければなりません。

 

適切に処理されなかったり、不法投棄されたりという問題にもつながっています。

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⑨【遺伝子組み換え】生物のサイボーグ化


遺伝子を組み替えられて育てられた食品は、病気になりにくく農薬や肥料が少なくても育つというメリットがあります。

 

今後、人口爆発にともなう世界的な食料不足から、食料の確保は重要なプロジェクトとして注目もされています。

 

しかし、この遺伝子組み換えによって、既存の生態が大きく壊されていることが報告されています。

 

その1つの例が「スーパー雑草(super weed)」と言う、 遺伝子組み換えが行われた植物と、自生する雑草が交配してできた新しい雑草です。

 

耐久性の強い遺伝子を持つ植物と雑草が交配してしまった結果、農薬が効かない雑草「スーパー雑草」と呼ばれるようになりました。

 

他にも殺虫剤が聞かなくなってしまった「スーパーワーム」、「スーパー害虫」などと呼ばれるより耐久性の強い虫の出現も報告されています 。

 

殺虫剤は逆効果だった!?「実は蚊の繁殖を2倍増やしていた…」>

 

遺伝子組み換えが行われた作物や動物が1度自然に出てしまうと、自然の作物や動物と交配を繰り返し、知らない間に生態系を変えてしまう危険性があります。

 

⑩【生物多様性・絶滅危惧種の喪失】


↑沖縄のヤンバルクイナは20年で個体数が70%も減少し、絶滅危惧種に。

 

地球の環境は、「食物連鎖」で勉強したように、色々な生物がそれぞれ小さな役割を担って成り立っています。

 

しかし、人間の森林伐採や河口のコンクリート化、沿岸部の埋め立てなどにより自然が破壊され、多くの生き物が死んだり、行き場を失ったりしています。

 

他にも殺虫剤や除草剤、外来種の持ち込みなども日本固有の生物の減少へとつながっていあす。

 

↑大繁殖し沖縄の生態系を壊している外来種のグリーンイグアナ。

 

1度、生態系が崩れてしまうと、キレイだった川に魚がいなくなってしまったり、土砂崩れなどの自然災害を引きおこったりして、修復するには長い年月がかかります。

 

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⑪【森林伐採・森林破壊】日本の本土2つ分の森林が消滅


日本は戦後の植林活動により、潤沢な森林に覆われていますが、 世界的に見ると25年で1900万ヘクタール(日本の国土の半分)の森林が伐採され地球からなくなっています。

 

もしこの状態が続けば、22世紀になる80年の間に、 日本の本土2つぶんの森林が地球から消えることになります。

 

私たちが今使っている紙やティッシュ、トイレットペーパーは海外で伐採された格安の木材が原料だからです。

 

↓そして、2019年衝撃的なニュースがブラジルのアマゾンで起こりました。

 

 

「地球の肺」として酸素の20%を生産しているアマゾンの熱帯雨林が大火災を起こしてしまいました。

 


↑衛星写真でみると、どれだけ大規模な火災であるかがわかります。

 

熱帯雨林が燃やされた理由は

という説が現在流れています。

 

海外の森林伐採・森林破壊を減少させなければ、22世紀には日本で使う紙、ティッシュ、トイレットペーパーは残されていないかもしれません。

 

日本は森林伐採してないのに?世界で起きている森林破壊の原因6つ現状・対策4つ>

⑫ 【天然資源の枯渇】2070年に石油が枯渇


私たちは今、好きなだけ石油や天然ガスといった天然資源を使うことができています。

 

そのため、41℃という酷暑でも石炭から作られた電気を使ってエアコンでしのぐことができ、見栄えを良くするために、石油からできているプラスチックやラッピングで過剰包装された商品を気にすることができています。

 

しかし私達がこのまま席を続けていれば 、51年後の2070年には石油は枯渇、その2年後には天然ガスが枯渇、 それから100年後の2170年には石炭が枯渇することが統計でわかっています。

 

要するにあと50年もすれば、自由に電気を使ったり、食べ物をラップで保存できるという便利さは消滅するのです。

 

これは22世紀ではなく、21世紀に起こる問題です。

 

このままでは22世紀は深刻なエネルギー問題に直面することは避けられません。

 

⑬【採掘による環境問題】有害物質の垂れ流し


私たちは枯渇していく天然資源の問題を解決するために、地球上の至る所に穴を開けて発掘しています。

 

その努力もあり、海底に眠る「メタンハイドレート」などのエネルギーを発見することもできました。

 

しかし、私達が地球を掘れば掘るほど、色々な化学露出が地表、水中に流れ出しているのも事実です。

 

日本でも昔、鉱山から流れてくるカドミウムが流れ出し、大きな公害問題を引き起こしました。

 

天然資源の採掘は、同時に地中に眠っている有害物質も掘り起こし、私達に害をリスクがあることも知らないといけません。

 

⑭【二酸化炭素の排出問題】100年で7倍に


情報元:全国地球オン安価防止活動推進センター

私たちは便利さを手に入れるのか機械に大量の酸素を消費し二酸化炭素を排出しています。

 

原因は、石油などの化石燃料の使用、高層ビルを作る時のセメントや森林伐採によるものです。

 

二酸化炭素の排出は、地球温暖化とも大きな関係があると言われています。

 

もし、私たちが作り出している二酸化炭素が原因、進んでいるのだとすれば、地球温暖化は避けられない問題だということは確かでしょう。

 

酸化炭素排出制限のために、クリーンエネルギー化が進んでいますが、2019年現在の日本の発電は、LNG,石油、石炭の割合が85%を占めています。

 

つまり、クリーンエネルギー化を進めているのにもかかわらず、二酸化炭素の排出は増加し続けているのです。

 

二酸化炭素が増えている9つの原因とは? >

世界で1番二酸化炭素を出している国はどれ?ワーストランキング10 >

 

⑮【エネルギー問題】IT化・AI化・自動化で電気消費量が増加で『再生可能エネルギー』が必要に


情報元:エネ百科

近年は特にデジタル化、IT化、AI化が進み、電気の使用量が増え続けています。

 

発電は依然として、石油、天然ガス、石炭が90%以上を占めており、電気が必要になればなるほど、「化石エネルギー」を消費する量も増えることになります。

 

そのため、最近では自然のちからを利用した「再生可能エネルギー」の開発が急務になっています。

 

再生可能エネルギーの開発が進まない限り、化石エネルギーを燃やして発電する状態が続くので、二酸化炭素の排出量は増え続け、さらに資源枯渇の問題を加速させることになってしまいます。

 

最新の再生可能エネルギー6種類とは?メリットとデメリットを徹底解説 >

 

⑯【オゾン層の破壊】新たに北極にも穴が…


↑30年でココまで穴が空いたオゾン層。

ちなみにこのオゾン層の厚さですが、これを聞くと「そんなに薄いの?」とびっくりするかもしれません。

 

なんと、地球と宇宙を隔てているオゾン層の厚みは、たった3ミリしかないのです。

 

このオゾン層の役割は、太陽から発せられる有害な紫外線をカットする役割を果たしています。

 

おかげで私たちは 皮膚癌や白内障、免疫低下からくる病気から守られていると言われています。

 

南極に近いオーストラリアやニュージーランド、南アフリカではオゾン層破壊の影響から皮膚癌や白内障の病気が深刻に捉えられています。

 

2011年には観測史上初めて、北極でもオゾンホール(オゾン層が破壊されてできた穴)があることが確認されました。

 

もしこのままオゾン層が破壊されていけば、 日本でも紫外線の問題が起きるのも時間の問題です。

⑰【自然災害】人災とも言える災害が頻発…

2018年を表す漢字として「災」が選ばれたように、近年にない大きな自然災害がたくさん起こりました。

 

  • 観測史上最大の豪雨となった「西日本豪雨」
  • 福井県を37年ぶりに降った記録的な豪雪
  • 北海道胆振東部地震
  • 台風直撃による関西空港の浸水
  • 日本各地で41°を超えという記録的な酷暑

自然災害なので、 予測すること自体が難しいのですが、ここ数年は「ゲリラ豪雨」「ヒートアイランド現象」など、私たちの生活が原因で発生している可能性が高いことは否定できません。

 

もし私たちによって、気候変動が加速し、予想できないような自然災害を及ぼしているとすれば、今後これらの自然災害はもっと過酷になってくるかもしれません。

 

⑱【大気汚染】国内の問題以外も解決へ


画像素:youtube

22世紀に生きるあなたたちは、もしかしたら青い空をみることができないかもしれません。

 

ここ20年で中国、東南アジア、インドの産業化が進み有害物質である揮発性有機化合物(VOC)は2倍以上、窒素酸化物(NOx)は3倍に増えているからです。

 

最近になって中国大陸から PM 2.5(粒子状物質)が、大気ことが多くなっているのもこうした産業排気ガスが原因です。

 

PM 2.5とは…

PM 2.5は呼吸器官や循環器官に重大なリスクをもたらす硫黄酸化物、窒素酸化物、揮発性有機化学物などでできた極小の浮遊粒子です。)

 

すでに中国に隣接している韓国では、 PM 2.5による大気汚染が深刻化して公害問題になっています。

 

日本にも最近は、このPM2.5が流れ始めてきています。

 

今後、アジアでの大気汚染が悪化し続けると、日本も大気汚染に悩まされることになるでしょう。

 

大気汚染の問題は、日本だけで解決できる問題ではありません。

 

解決せずにいれば、日本も公害問題がはびこるのも時間の問題です。

 

大気汚染の対策に日本は自動車のハイブリッド化、水素車などが取り組みとして進められていますが、中国から流れてくるPM2.5には対策していないのが現状です。

【2019】世界の大気汚染国別ランキングワースト10『主な原因はPM2.5、PM10、オゾン…』>

 

⑲【酸性雨】30年で4pHも酸性化

日本の環境省では1983年から日本国内のいたる所で雨の観察をしています。

 

その結果1年を平均して、4.7hpの酸性雨が全国で降っていることが確認されています。
(日本の気象庁では5.6pH以下の雨が酸性雨と定義し、数値が低いほど酸度も強くなる)

 

すでに銅像が溶けたり鉄工が錆びておりという被害が出ているそうです。

 

近年は横ばいしているとは言え、観測開始時から比べれば0.4pHも酸化が進んでいることは確かです。

 

また酸性雨は、地中に溶け込むことでたまり続けます。

 

または地下水や川に流れて汚染の原因を作ります。

 

酸性雨の根本的な解決は大気汚染の改善であり、 有害ガスの削減です。

 

対策しない限り土壌汚染水質汚染は進行していってしまいます。

【2019】酸性雨は日本でも降っている!?生態系に及ぼす影響や対策とは?>

 

⑳【土壌汚染】実は10年で6倍に増えている


情報元:日本貿易会

私達の気が付かないところで、土壌汚染が見つかる件数は年々増えています。

 

大気汚染の有害物質が日に日に土壌に溶け込み、または不慮の事故により有害物質が大気、地中、水中に流れ出すことにより、それを吸った土壌が汚染されてしまいます。

 

日本では2011年に東日本大震災により、福島第一原発が倒壊し、放射性物質が広域に広がってしまいました。

 

 

土壌汚染についても抜本的な対策はされておらず、有害物が流れ出ないようにして埋め立てられています。

 

しかし、この埋め立てによる処理も水質汚染につながっています。

 

『土壌汚染が環境に与える影響が深刻…』増え続ける原因と私たちにできること5つ >

㉑【水質汚染】財政困難で民営化


22世紀は水質汚染の影響で海産物が食べられなくなっているかもしれません。

 

それだけではなく、「21世紀までは日本でも水道をひねれば、キレイで安全な水が飲める」いうことは22世紀ではありえないのかもしれません。

 

というのも日本では今水質汚染や財源の問題で水質管理が難しくなっているからです。

 

日本では2018年に今まで公営化されていた水道事業が、財政を圧迫していることを理由に民間企業に委ねられることが決まりました。

 

今から24年の1995年のパリでも水道事業の民営化が進み水道料金は、およそ174%にまで跳ね上がり、水道水の質も低下したと言われています。

 

イギリスでは1989年に水道事業が民営化されていますが、水道料金が40%値上がりしています。

 

22世紀に生きるあなたは、飲料水は別としても汚染された水でお風呂に入ったり、食器を洗ったりしてるかもしれません。

水質汚染の現状にビックリ?悪影響をもたらす原因7つと身近にできる対策4つ>

 

㉒ 【核・原子力の問題】8年たった今も…

日本は広島長崎に原子爆弾を投下された唯一の被爆国でもあります。

 

そして21世紀には東日本大震災で原子力発電所が東海市、おびただしい量の放射性物質を自然界に垂れ流してしまいました。

また、マーシャル諸島のエニウェトク環礁では1946〜1962年の間に67回もの核兵器実験が行なわれ、その核廃棄物が格納されています。

 

しかし、この核廃棄物が覆われた厚さ45cmのコンクリートは老朽化が進み、放射性物質が漏れ出ている懸念がされています。

 

↑すでに数年前からコンクリートには亀裂が入っており、大きなサイクロンがくれば、完全に割れてしまう可能性あるそうです。

 

私たちは、過去に先人たちが使用したり、埋め立てしたりした放射性物質の処理にも具体的に取り組まなければなりません。

 

㉓【騒音の公害】日本は世界基準の1.5倍も


日本では騒音については、「埋もれた公害」と言われてきましたが近年、大きな問題になっています。

 

日本で定められた騒音問題の基準は古く、 WHOが定めた基準値よりも 1.5倍もあると言われています。

 

WHOの勧告値 :53dB
日本の環境基準 :70dB

 

そして、大きな道路や線路がある生活圏では、日本の基準値を守る69dBであるものの、WHOでは勧告値を大きく超えてしまっています。

 

騒音問題は睡眠障害などをもたらすため、過去を阻害するリスクが大きいです。

 

だから悲しいもう一つの事実として、「子供の声が騒音である」という声が大きく上がっていることです。

 

このことが原因で、足りてない保育所の建設なのが勧められないという現状もあります。

 

騒音問題は、健康を阻害するリスクを上げてしまうことと、少子高齢化問題を深刻にしてしまう問題でもあります。

 

㉔【公衆衛生の問題】深刻な介護問題

世界基準に見て日本の公共衛生はすばらしく、 水道をひねれば綺麗な飲める水が出て、 下水道の設備も充実しているので、感染症や衛生面での病気に悩むことは少ないです。

 

しかし、2040年に介護問題と同時に大きな問題がやってきます。

 

75歳以上の後期高齢者が人口の20%(約2000万人)を超えるからです。

 

どんな問題か簡単に言うと、高齢者のおむつを取り替えたり、入浴させたりする人がいなくなり不衛生な環境で生活を強いられるようになります。

 

2025年には、 34万人の介護職員が不足することが分かっています。

 

介護職員1人で3人の高齢者を介護している計算ですので、単純に100万人の人が介護を受けられなくなります。

 

30年前までは労働者6人で1人の高齢者を支えていましたが、2019年現在は労働者2人で1人を支えています。

 

共働きで子供がいる家庭でも、高齢者を1人しか支えることができなくなります。(昔話だった『おばすて山』が現実味をおびています)

 

2050年には労働者1人が1人の高齢者を支えないといけなくなります。

 

このまま少子高齢化が進んで行けば、 財政はますます圧迫され労働人口は減るので、2100年には労働者1人で2人の高齢者(人口の40%)を支えなければいけなくなるのです。

 

現時点のような状況がこのまま続けば、介護が必要な高齢者公共衛生は劣悪な環境になることでしょう。

 

もしあなたの年齢が、60歳以下であれば、老後に公共衛生を満たした環境で生活することは難しくなります。

 

今はまだイメージできないかもしれませんが、極端な話、糞尿まみれの中で生活しないといけなくなるかもしれなくなるということです。

 

㉕【医療廃棄物】利用限度のある医療用具


注射器や注射針などの医療廃棄物は、感染症を防ぐために適切に処理される必要があり、多くは使い捨てです。

 

しかし最近ではリサイクルされ、 セメントなどの原料にされることでゴミの削減がされています。

 

正しく理解しておかなければならないのは、リサイクルといっても、1度使われた注射器や注射針が再び元の形に戻って使えるということではないということです。

 

つまり使えば使うほど医療廃棄物は増え、石油などの資源が無くなった時には、注射器や注射針を使えないということになってしまいます。

 

また、紙おむつについても大きな問題になることは確かです。

 

使い捨て紙おむつの消費量はここ10年間で約2倍に増えています。

 

現在の紙おむつはリサイクルできないうえに 、高齢者の増加に伴い使用量はうなぎのぼりになっています。

 

医療器具や医療用の介護用具は命を助けるために重要なものですが、資源枯渇の観点からみればいつまでも受けられる恩恵ではありません。

 

医療や介護が受けられなくなれば、公共衛生の悪化もするでしょう。

 

医療廃棄物を削減することは、未来の命を救うことになります。

 

日本が抱える25の環境問題を紹介しましたが、あなたはどのように感じましたか?

 

ぜひ、コメントとシェアをして、多くの人に知っていただけるよう、ご協力おねがいします。


琵琶湖・淀川流域の水環境 | 琵琶湖・淀川流域の水環境の現状 | 琵琶湖の水質http://www.byq.or.jp/kankyo/k_04.html
地球温暖化の原因と予測 – JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センターhttp://www.jccca.org/global_warming/knowledge/kno02.html
地球温暖化が進むとどうなる? |WWFジャパンhttps://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/1028.html
大気汚染の現状と対策|大気環境の情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/taisaku/index.html
一般社団法人 日本貿易会http://www.jftc.or.jp/kids/eco-hint/natural_symbiosis/approach04.html
世界の森林はいま|世界の森林と保全方法|フォレスト パートナーシップ・プラットフォームhttp://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/worldforest/index1.html
環境省_自然環境局【森林対策】-世界の森林の現状https://www.env.go.jp/nature/shinrin/index_1_2.html

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